法人葛飾赤十字産院
法人葛飾赤十字産院
東京都葛飾区立石5-11-12
葛飾赤十字産院
東京都葛飾区
設計 1957
施工 小俣組
面積 2000㎡(64坪)
工費 3,400万円(5.6万円/坪)
不整形な土地で限られた工費で一切を賄う条件。蓮田の跡で杭打を要した。特に眼鏡型にした理由は角形に比し、日光に恵まれる事、動線が短かく、面積が少なく、管理がし易い。将来増築した場合空地が少なく、土地の利用率が高い。材料が少なく、構造上強い等である。中央渡廊下は傾斜路(ラムプ)を兼ね、半階づつ将来増築棟と階層がづれて連絡している。
工費内訳 単位万円
円型病棟及び中央スロープ棟 1900㎡(577坪) 2,339.0
附属木造家 89㎡( 27坪) 70.0
杭打工事 165.0
電気設備 283.0
給排水衛生設備 336.5
暖房設備 80.0
浄化槽等外廊設備 46.5
諸経費 80.0
合計 3,400.0
写真にも見る如く三階北側半分は両円形共未施工となつているのは地元医師組合との協定に基く由なるも、何とか政治的に解決できないものかと思う。従つて、単価は不当に高く見える。杭は末口15cm、長さ4mの松杭を572本打つた。
暖房は病室のみ天井パネルヒーティング(銅パイプ使用)としガスボイラーにより配湯している。その他外部工事一式を含むので、これらを除き三階も同時に施工すれば建築工事は坪当り4万円以下となる経済的なものである。
『円形建築』日本学術出版社(1959年)





『円形建築』日本学術出版社(1959年)
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